
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1374763159/
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 23:39:19.57 ID:ZwvMoeiNO
シャア「…わかった、今起きる」
ハマーン「朝食…いや、もう昼食だな。用意が出来ているぞ」
シャア「ああ」
・
・
・
シャア「おはよう」
ハニャーン「おはよーパパ。もうお昼だよ?」
シャア「たまの休日だ、ゆっくりしても問題あるまい」
ハニャーン「…でもないんだよねー」
シャア「む?」
ハマーン「シャア、食事が終わったら私は掃除を再開する。
お前は散らかした格納庫を片付けるように」
シャア「チイィ…!?そんな決定権がお前にあるのか!?」
みたいなほのぼのはどうか
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 23:45:22.86 ID:ZwvMoeiNO
ハマーン「ほう…?『久しぶりに古い機体に乗りたい』などと言って06Sを持ち込んだのは誰か!?」
シャア「くっ…!?ええい、ままよ!?」
ハニャーン「わたしも手伝うよー」
ハマーン「フフ、ハニャーンはよい子だな」ナデナデ
シャア「2対1では勝ち目がないではないか…」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 23:54:58.82 ID:ZwvMoeiNO
《格納庫》
シャア「…(これでは道化だよ)」ガチャガチャ
ハニャーン「ねえパパ」
シャア「どうした?」
ハニャーン「わたしもそろそろ自分のMSほしいなー」
シャア「…お前にはまだ早かろう。ママのガザCで我慢しなさい」
ハニャーン「もー!ガザCなんてグリプスの時のやつじゃん!もう古いし遅くて乗ってられないよ!」
シャア「ではキュベレイを借りればいいではないか」
ハニャーン「だぁってファンネルの反応重たいんだもん!」
シャア「…では、私の百式を」
ハニャーン「ガンダムタイプなら新型がいーい!」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/25(木) 23:59:39.79 ID:ZwvMoeiNO
シャア「ワガママを言うものではない」
ハニャーン「ぶー」
シャア「時々ならばナイチンゲールを貸してやるから」
ハニャーン「…ナイチンゲールも微妙にサイコミュの反応が遅れるんだよね」
シャア「(私のナイチンゲールでもスペックが足りないと!?この子は…)」
ハニャーン「アムロおじさまにお願いして新しいガンダムタイプがほしいよー。全身サイコフレームのやつ」
シャア「それはやめておきなさい」
ハニャーン「えー」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:11:58.59 ID:lJuhL7hNO
シャア「ふむ…しかしアムロか。しばらく連絡を取っていなかったな」
ハニャーン「ね、またウチに遊びに来てもらおうよー」
シャア「そうだな…新しいMSはさて置き、これを片付けたら連絡してみるか」
ハニャーン「わぁい!」
・
・
・
ハマーン「フフフン…ひとりぼっちの悲しみにー…♪」ゴトゴト
ハニャーン「ママー」
ハマーン「ンッ…パパのお手伝いは終わったのか?」
ハニャーン「んーもーちょっとー。
あのね?パパがアムロおじさまに遊びに来てもらおうって?」
ハマーン「アムロ・レイに?…ふむ」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:14:56.33 ID:gQZU/IIVO
悪くない
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:17:59.79 ID:lJuhL7hNO
シャア「と、いうわけだよ。アムロ君」
『はは、ハニャーンちゃんも自分の機体を欲しがる年頃になったか』
シャア「あの子にはまだ早い」
『だが、女の子は成長が早いと聞くぞ?』
シャア「…アムロ、ハニャーンはまだ十歳だぞ。
ジュニアスクールに上がる前からプチモビをオモチャ代わりにしていた」
・
・
・
《ラーカイラム》
アムロ「なら、なおのこと心配ないじゃないか」
『早熟すぎると親としてはかえって不安になるものだ』
アムロ「そんなものかい」
『君も身を固めれば解る。ベルトーチカ君とも長いのだろう?』
アムロ「耳が痛いな」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:29:04.90 ID:lJuhL7hNO
シャア「とにかく、良ければまた我が家に遊びに来たまえ。
次の休日は?」
『明日だ』
シャア「そうなのか?ならば、今日の夕食にでも」
『おいおい、いきなり今日お邪魔するなんて失礼だろう』
ハマーン「構わんよ」
シャア「ん、ハマーン」
ハマーン「娘も貴男に会うのを楽しみにしている。良かったらベルトーチカ嬢と一緒に来るといい」
シャア「…嫁さんの許可が降りた。待っているぞ」
『やれやれ…了解だ。夕食、楽しみにしてる』
シャア「それと、MSの件だが…」
『わかっているさ。ハニャーンちゃんには上手く言うよ。それじゃ』
シャア「助かる」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:30:50.67 ID:ohTi1uYX0
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:42:32.47 ID:+tzFhzBu0
ナイチンゲールの話が出るくらいだからそりゃな
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:47:54.50 ID:lJuhL7hNO
ハニャーン「パパ、ママ。おじさま何て?」
シャア「今夜、一緒に夕食を取ることになった」
ハニャーン「やったーぁ!」
ハマーン「失礼のないようにな」
ハニャーン「はぁーい!」パタパタ
シャア「…困ったものだ」
ハマーン「娘が他の男に懐くのがそんなに嫌か?」
シャア「面白くはないさ。
…ララァに続いて、娘まで…」ブツブツ
ハマーン「シャア。…眉間に皺が寄っているぞ。
いずれ娘は嫁に行くものだろう」ナデナデ
シャア「あと十年は先の話だ」
ハマーン「あの子の年齢を忘れたか?すでにリミットの半分は過ぎている」
シャア「…」
ハマーン「寂しいというなら…二人目を作るか?」フッ
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:47:59.86 ID:rY62NQUl0
シャアって絶対子供が出来たら性格軟化しそうだよな
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:54:24.06 ID:ohTi1uYX0
ケーキ「私の分は?」とか言うぐらいだからな。
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:54:37.68 ID:lJuhL7hNO
シャア「…。悪くは、ない。
…が…娘を二度嫁に出す寂しさを味わわなければならんかもしれないではないか」
ハマーン「何だ、次も娘と決まっているのか?」クスクス
シャア「息子…ハニャーンの弟か…さて…」
ハマーン「フフ…しっかりと考慮することだ、パパ。
さて、客人が来ると決まったからには夕食は豪勢にせねば…」イソイソ
シャア「…むぅ」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 01:05:03.78 ID:lJuhL7hNO
《その夜》
アムロ「こんばんは」
ベル「お邪魔します」
シャア「ようこそ、アムロ。ベルトーチカ君」
アムロ「やあシャア」
ベル「本日はわざわざお招きに預かりまして」
ハニャーン「おじさまー!」ギュッ
アムロ「おっと!しばらく会わないうちにまた大きくなったねハニャーンちゃん」
ハマーン「こらハニャーン、失礼のないようにと言ったではないか」
アムロ「何、構いませんよ」
ハニャーン「はぁい。…お久しぶりです、アムロおじさま。ベルトーチカさん」ペコ
ベル「はい、お久しぶり。元気そうで何よりだわ。
ミセス・アズナブル、つまらないものですが、デザートにでも…」
ハマーン「お気遣い感謝する。さ、上がっていただこう」
シャア「うむ、どうぞ」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 01:18:40.00 ID:lJuhL7hNO
・
・
・
ベル「やっぱり塩ですの?」
ハマーン「ああ。以前ミセス・ノアにも伺ったが、やはり塩気が足りないのは問題だそうだ」
ベル「でしょうね…」
・
・
・
シャア「そうか。ハヤト館長のところは三人目が…」
アムロ「ああ。独り者には毒な話だよ」
シャア「君はいい加減、ベルトーチカ君を待たせすぎだ」
アムロ「そう言うなよ。俺だって時期を見ていずれと」
シャア「そんなことを言っていては、いつまでも時期など来んよ」
アムロ「…うーん」
ハニャーン「…」ムー
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 01:30:19.37 ID:lJuhL7hNO
ハニャーン「アムロおじさま、ベルトーチカさんと結婚するの?」
アムロ「ん?そうだね。ベルがOKしてくれたらね」
ハニャーン「…。じゃ、ベルトーチカさんがダメって言ったら?」
アムロ「うーん…ダメって言われたらか…ハハ、参ったな」
シャア「…」ジト
ハニャーン「その時はわたしがおじさまのお嫁さんになってもいーい?」
アムロ「ハハハ、ありがとうハニャーンちゃん。
…でも、きっとパパに怒られるよ。…僕がね」
シャア「ゴホン。…それは置いて、ハニャーン。
アムロ君にMSの話を聞きたいのではなかったのか?」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 01:37:02.18 ID:Jw68YPNb0
ハマーン様が俺たちより年下とかありえないよな
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 01:41:35.31 ID:lJuhL7hNO
アムロ「あ、ああそんな話だったね。
ガンダムタイプに乗りたいのかい?」
ハニャーン「うん!全身サイコフレームのやつ!」
アムロ「それは俺でも持て余すよきっと…」
ハニャーン「だぁって…パパのナイチンゲールでも時々反応が重いかなぁって」
アムロ「…」
√キュピーン
アムロ(シャア、あの機体デチューンしたのか?)
シャア(していないから問題なのだよ、アムロ)
アムロ(じゃあ彼女のNT能力は)
シャア(すでに私達夫婦より上とみて間違いない)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 01:44:58.19 ID:lJuhL7hNO
√キュピーン
アムロ(流石にダイクンとアクシズ総帥の血は伊達じゃないってことか)
シャア(フッ、誉めてもデザートにケーキしか出んよ)
ハニャーン(へへー。それほどでもないよー)
「「!?」」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 01:52:14.98 ID:O42ETA9CO
支援せざるをえない
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 01:59:05.93 ID:bRI5GsBzP
絶対落とさん!!
このマシュマーの命に変えてでも!!!
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:13:42.26 ID:lJuhL7hNO
「「(割り込まれた…)」」
アムロ「…あーハニャーンちゃん。ちなみにガンダムタイプって言っても色々だけど。
そうだな…乗りやすそうなのでZタイプなんてどうだい」
ハニャーン「んー…いい機体だったけど、なんか動きが優等生すぎて面白くなかったんだよね」
アムロ「いい機体…“だった”?」
シャア「面白く“なかった”?」
ハニャーン「うん」
アムロ「…もう、乗ったの、かい?」
ハニャーン「うん」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:15:53.78 ID:UHBxrMrd0
どれに乗ったんだろうか
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:17:44.74 ID:lJuhL7hNO
アムロ「…まさか」
シャア「カミーユか!?カミーユなのか!?」
ハニャーン「ちがうよー。カミーユさんにお願いしたら『君のお父さんに怒られるから』って断られちゃったから」
アムロ「(カミーユ、セーフ)」
シャア「(OKしてたら修正するところだったぞカミーユ)」
ハニャーン「だからミネバお姉ちゃんにお願いしてお姉ちゃんの彼氏さんに乗せてもらったー」
アムロ「えっ」
シャア「えっ」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:20:12.04 ID:Q2ywWTAF0
まさかZブロンプトじゃ…
38:>>37 ニアミス:2013/07/26(金) 02:23:00.54 ID:lJuhL7hNO
シャア「ミネバ様の彼氏…まさか」
アムロ「…もしかしてデルタプラスと間違ってないか?」
ハニャーン「もー、ちがうよおじさま。ちゃんとZタイプ。
確か…Zプルトニウスって名前だったよ?」
シャア「」
アムロ「」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:26:26.73 ID:Q2ywWTAF0
プルトニウスだったか
UCのおかげでムーンクライシクスは完全になかったことになったね
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:36:45.76 ID:lJuhL7hNO
アムロ「は、話を戻そうか…」タラ
シャア「…うむ」タラ
アムロ「プルトニウスでダメならZプラスじゃ全然足りないよな…。
一応聞くけど、ZZは」
ハニャーン「重たいのはヤ」
アムロ「そう、だろうね…となると…
ハニャーンちゃん、パパとお揃いで百式改は」
シャア「アムロ、それはむしろ私が欲しかった。できればメイルシュトローム作戦前に」
アムロ「黙れシャア」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:40:25.46 ID:lJuhL7hNO
ハニャーン「…。あのねパパ、おじさま。実は乗りたい子はあるの」
アムロ「ん…」
シャア「目当ての機体があるのか」
ハニャーン「うん」
シャア「言ってみなさい。何に乗りたい?」
ハニャーン「…おじさまの…」
アムロ「…僕の?」
ハニャーン「νガンダム…」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:41:59.32 ID:aJybPj/mT
俺のハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーに乗ってみない?
47:>>43そのビームピストルをしまえよ:2013/07/26(金) 02:49:12.77 ID:lJuhL7hNO
シャア「…アムロの機体が欲しいのか…」
ハニャーン「ん…」コクリ
アムロ「いや、しかし…性能でいえばナイチンゲールよりスペックは」
シャア「…」
ハニャーン「パパ、お願い。大事に乗るから!
がんばってIフィールドも張れるようになるから!
サイコフレーム共振させてアクシズ押し返せるくらいにがんばるから!」
アムロ「ハニャーンちゃん、それはやめて俺の立場がなくなる」
シャア「…」フゥ…
ハマーン「良いではないか、パパ」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:50:21.43 ID:G7vB47cV0
ハマーン様のパパで吹きそうになる
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:53:02.47 ID:UHBxrMrd0
まぁこの二人の子供だと考えれば割と納得しちゃう
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 02:58:07.08 ID:lJuhL7hNO
シャア「ハマーン…!」
ハニャーン「ママ…」
ハマーン「νは良い機体だ。アムロ・レイの設計ならば信用出来よう」
アムロ「そう言っていただけるのは嬉しいが…」
ベル「お父様としては、娘をとられたようで面白くないかしら?」クスッ
アムロ「ベル…!」
シャア「いや…図星だよ。ベルトーチカ君の言うとおりだ」
シャア「だがまあ確かに、アムロの機体ならば大丈夫なのだろう。
…ママの許可も出たことだしな」
ハニャーン「パパ!」パァァ…
シャア「娘の為に、一機組んでやってくれ」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 03:13:10.66 ID:lJuhL7hNO
アムロ「承知したよ…責任重大だな」
ベル「フフッ、早速手配しなくちゃね。
…アギさんにも話しておいたほうがいいのかしら?」ジッ
アムロ「おいおいベル…まだ疑っているのか?チェーンとは本当に仕事の付き合いだけで…」
ハニャーン「ありがとーパパ!ママ!」
ハマーン「あまり無理をせんようにな」
シャア「うむ…」
ハニャーン「あ、おじさま!一つお願いしたいことがあるの!」
アムロ「ん、何だい?」
シャア「…?」
ハニャーン「カラーリングは、赤でお願いしますっ」
シャア「…」フッ…
ハマーン「(…やれやれ…フフ)」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 03:23:20.65 ID:lJuhL7hNO
《深夜・夫婦の寝室》
シャア「ハニャーンは寝たのか」
ハマーン「ああ。ずいぶんはしゃいでなかなか寝付けなかったようだが、つい先ほど」
シャア「そうか…」
ハマーン「…」
アムロ『今夜は御馳走様。組み上がり次第また連絡するよ』
ベル『お嬢さんのために最高の一機を用意しますわ。お休みなさい』
シャア「…娘など持つものではないな」
ハマーン「何故だ」
シャア「本当に愛しい。愛しすぎて、自分という男がいかに度量が小さいか思い知らされる…」
ハマーン「…」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 03:32:04.13 ID:lJuhL7hNO
ハマーン「シャア」
シャア「ん…」
ハマーン「それは、恥ずべきことか?」
シャア「…」
ハマーン「そうではあるまい。そうでは…」
シャア「…」
ハマーン「母親として、あの子を誰よりも愛せるのは、私だ」
ハマーン「父親として、あの子を誰よりも愛せるのは…お前以外にはいないのだ。
胸を張れ…パパ」
シャア「…」
シャア「ああ…勿論だ」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 03:39:25.27 ID:lJuhL7hNO
『出来ますよ、大佐なら…』
そんな言葉が聞こえた気がして、しかし気のせいだと目を瞑る。
シャア「今夜はもう休むとしようか」
ハマーン「ああ。…ところで、昼間の話はどうするのだ」
シャア「昼間…何のことだ?」
ハマーン「…」
ハマーン「“二人目”の話だよ……あなた」クスッ
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 03:42:41.97 ID:lJuhL7hNO
四時間かけてこれだけかよ…ミネバお姉ちゃんとかセイラおばちゃんとかもっとやれそうな気がしたがまあいずれ日を改めて
シャアとハマーンのイチャイチャが書けたので満足です
寝ます
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 03:43:09.37 ID:uj8yNDSUO
乙
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 03:44:09.80 ID:jNjrI2nZP
乙
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 03:53:00.41 ID:roCW4TfG0
良かったよ
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 03:55:56.07 ID:+tzFhzBu0
乙
次回作があってもいいんじゃよ(にっこり)
シャア「…わかった、今起きる」
ハマーン「朝食…いや、もう昼食だな。用意が出来ているぞ」
シャア「ああ」
・
・
・
シャア「おはよう」
ハニャーン「おはよーパパ。もうお昼だよ?」
シャア「たまの休日だ、ゆっくりしても問題あるまい」
ハニャーン「…でもないんだよねー」
シャア「む?」
ハマーン「シャア、食事が終わったら私は掃除を再開する。
お前は散らかした格納庫を片付けるように」
シャア「チイィ…!?そんな決定権がお前にあるのか!?」
みたいなほのぼのはどうか
ハマーン「ほう…?『久しぶりに古い機体に乗りたい』などと言って06Sを持ち込んだのは誰か!?」
シャア「くっ…!?ええい、ままよ!?」
ハニャーン「わたしも手伝うよー」
ハマーン「フフ、ハニャーンはよい子だな」ナデナデ
シャア「2対1では勝ち目がないではないか…」
《格納庫》
シャア「…(これでは道化だよ)」ガチャガチャ
ハニャーン「ねえパパ」
シャア「どうした?」
ハニャーン「わたしもそろそろ自分のMSほしいなー」
シャア「…お前にはまだ早かろう。ママのガザCで我慢しなさい」
ハニャーン「もー!ガザCなんてグリプスの時のやつじゃん!もう古いし遅くて乗ってられないよ!」
シャア「ではキュベレイを借りればいいではないか」
ハニャーン「だぁってファンネルの反応重たいんだもん!」
シャア「…では、私の百式を」
ハニャーン「ガンダムタイプなら新型がいーい!」
シャア「ワガママを言うものではない」
ハニャーン「ぶー」
シャア「時々ならばナイチンゲールを貸してやるから」
ハニャーン「…ナイチンゲールも微妙にサイコミュの反応が遅れるんだよね」
シャア「(私のナイチンゲールでもスペックが足りないと!?この子は…)」
ハニャーン「アムロおじさまにお願いして新しいガンダムタイプがほしいよー。全身サイコフレームのやつ」
シャア「それはやめておきなさい」
ハニャーン「えー」
シャア「ふむ…しかしアムロか。しばらく連絡を取っていなかったな」
ハニャーン「ね、またウチに遊びに来てもらおうよー」
シャア「そうだな…新しいMSはさて置き、これを片付けたら連絡してみるか」
ハニャーン「わぁい!」
・
・
・
ハマーン「フフフン…ひとりぼっちの悲しみにー…♪」ゴトゴト
ハニャーン「ママー」
ハマーン「ンッ…パパのお手伝いは終わったのか?」
ハニャーン「んーもーちょっとー。
あのね?パパがアムロおじさまに遊びに来てもらおうって?」
ハマーン「アムロ・レイに?…ふむ」
悪くない
シャア「と、いうわけだよ。アムロ君」
『はは、ハニャーンちゃんも自分の機体を欲しがる年頃になったか』
シャア「あの子にはまだ早い」
『だが、女の子は成長が早いと聞くぞ?』
シャア「…アムロ、ハニャーンはまだ十歳だぞ。
ジュニアスクールに上がる前からプチモビをオモチャ代わりにしていた」
・
・
・
《ラーカイラム》
アムロ「なら、なおのこと心配ないじゃないか」
『早熟すぎると親としてはかえって不安になるものだ』
アムロ「そんなものかい」
『君も身を固めれば解る。ベルトーチカ君とも長いのだろう?』
アムロ「耳が痛いな」
シャア「とにかく、良ければまた我が家に遊びに来たまえ。
次の休日は?」
『明日だ』
シャア「そうなのか?ならば、今日の夕食にでも」
『おいおい、いきなり今日お邪魔するなんて失礼だろう』
ハマーン「構わんよ」
シャア「ん、ハマーン」
ハマーン「娘も貴男に会うのを楽しみにしている。良かったらベルトーチカ嬢と一緒に来るといい」
シャア「…嫁さんの許可が降りた。待っているぞ」
『やれやれ…了解だ。夕食、楽しみにしてる』
シャア「それと、MSの件だが…」
『わかっているさ。ハニャーンちゃんには上手く言うよ。それじゃ』
シャア「助かる」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/26(金) 00:42:32.47 ID:+tzFhzBu0
ナイチンゲールの話が出るくらいだからそりゃな
ハニャーン「パパ、ママ。おじさま何て?」
シャア「今夜、一緒に夕食を取ることになった」
ハニャーン「やったーぁ!」
ハマーン「失礼のないようにな」
ハニャーン「はぁーい!」パタパタ
シャア「…困ったものだ」
ハマーン「娘が他の男に懐くのがそんなに嫌か?」
シャア「面白くはないさ。
…ララァに続いて、娘まで…」ブツブツ
ハマーン「シャア。…眉間に皺が寄っているぞ。
いずれ娘は嫁に行くものだろう」ナデナデ
シャア「あと十年は先の話だ」
ハマーン「あの子の年齢を忘れたか?すでにリミットの半分は過ぎている」
シャア「…」
ハマーン「寂しいというなら…二人目を作るか?」フッ
シャアって絶対子供が出来たら性格軟化しそうだよな
ケーキ「私の分は?」とか言うぐらいだからな。
シャア「…。悪くは、ない。
…が…娘を二度嫁に出す寂しさを味わわなければならんかもしれないではないか」
ハマーン「何だ、次も娘と決まっているのか?」クスクス
シャア「息子…ハニャーンの弟か…さて…」
ハマーン「フフ…しっかりと考慮することだ、パパ。
さて、客人が来ると決まったからには夕食は豪勢にせねば…」イソイソ
シャア「…むぅ」
《その夜》
アムロ「こんばんは」
ベル「お邪魔します」
シャア「ようこそ、アムロ。ベルトーチカ君」
アムロ「やあシャア」
ベル「本日はわざわざお招きに預かりまして」
ハニャーン「おじさまー!」ギュッ
アムロ「おっと!しばらく会わないうちにまた大きくなったねハニャーンちゃん」
ハマーン「こらハニャーン、失礼のないようにと言ったではないか」
アムロ「何、構いませんよ」
ハニャーン「はぁい。…お久しぶりです、アムロおじさま。ベルトーチカさん」ペコ
ベル「はい、お久しぶり。元気そうで何よりだわ。
ミセス・アズナブル、つまらないものですが、デザートにでも…」
ハマーン「お気遣い感謝する。さ、上がっていただこう」
シャア「うむ、どうぞ」
・
・
・
ベル「やっぱり塩ですの?」
ハマーン「ああ。以前ミセス・ノアにも伺ったが、やはり塩気が足りないのは問題だそうだ」
ベル「でしょうね…」
・
・
・
シャア「そうか。ハヤト館長のところは三人目が…」
アムロ「ああ。独り者には毒な話だよ」
シャア「君はいい加減、ベルトーチカ君を待たせすぎだ」
アムロ「そう言うなよ。俺だって時期を見ていずれと」
シャア「そんなことを言っていては、いつまでも時期など来んよ」
アムロ「…うーん」
ハニャーン「…」ムー
ハニャーン「アムロおじさま、ベルトーチカさんと結婚するの?」
アムロ「ん?そうだね。ベルがOKしてくれたらね」
ハニャーン「…。じゃ、ベルトーチカさんがダメって言ったら?」
アムロ「うーん…ダメって言われたらか…ハハ、参ったな」
シャア「…」ジト
ハニャーン「その時はわたしがおじさまのお嫁さんになってもいーい?」
アムロ「ハハハ、ありがとうハニャーンちゃん。
…でも、きっとパパに怒られるよ。…僕がね」
シャア「ゴホン。…それは置いて、ハニャーン。
アムロ君にMSの話を聞きたいのではなかったのか?」
ハマーン様が俺たちより年下とかありえないよな
アムロ「あ、ああそんな話だったね。
ガンダムタイプに乗りたいのかい?」
ハニャーン「うん!全身サイコフレームのやつ!」
アムロ「それは俺でも持て余すよきっと…」
ハニャーン「だぁって…パパのナイチンゲールでも時々反応が重いかなぁって」
アムロ「…」
√キュピーン
アムロ(シャア、あの機体デチューンしたのか?)
シャア(していないから問題なのだよ、アムロ)
アムロ(じゃあ彼女のNT能力は)
シャア(すでに私達夫婦より上とみて間違いない)
√キュピーン
アムロ(流石にダイクンとアクシズ総帥の血は伊達じゃないってことか)
シャア(フッ、誉めてもデザートにケーキしか出んよ)
ハニャーン(へへー。それほどでもないよー)
「「!?」」
支援せざるをえない
絶対落とさん!!
このマシュマーの命に変えてでも!!!
「「(割り込まれた…)」」
アムロ「…あーハニャーンちゃん。ちなみにガンダムタイプって言っても色々だけど。
そうだな…乗りやすそうなのでZタイプなんてどうだい」
ハニャーン「んー…いい機体だったけど、なんか動きが優等生すぎて面白くなかったんだよね」
アムロ「いい機体…“だった”?」
シャア「面白く“なかった”?」
ハニャーン「うん」
アムロ「…もう、乗ったの、かい?」
ハニャーン「うん」
どれに乗ったんだろうか
アムロ「…まさか」
シャア「カミーユか!?カミーユなのか!?」
ハニャーン「ちがうよー。カミーユさんにお願いしたら『君のお父さんに怒られるから』って断られちゃったから」
アムロ「(カミーユ、セーフ)」
シャア「(OKしてたら修正するところだったぞカミーユ)」
ハニャーン「だからミネバお姉ちゃんにお願いしてお姉ちゃんの彼氏さんに乗せてもらったー」
アムロ「えっ」
シャア「えっ」
まさかZブロンプトじゃ…
シャア「ミネバ様の彼氏…まさか」
アムロ「…もしかしてデルタプラスと間違ってないか?」
ハニャーン「もー、ちがうよおじさま。ちゃんとZタイプ。
確か…Zプルトニウスって名前だったよ?」
シャア「」
アムロ「」
プルトニウスだったか
UCのおかげでムーンクライシクスは完全になかったことになったね
アムロ「は、話を戻そうか…」タラ
シャア「…うむ」タラ
アムロ「プルトニウスでダメならZプラスじゃ全然足りないよな…。
一応聞くけど、ZZは」
ハニャーン「重たいのはヤ」
アムロ「そう、だろうね…となると…
ハニャーンちゃん、パパとお揃いで百式改は」
シャア「アムロ、それはむしろ私が欲しかった。できればメイルシュトローム作戦前に」
アムロ「黙れシャア」
ハニャーン「…。あのねパパ、おじさま。実は乗りたい子はあるの」
アムロ「ん…」
シャア「目当ての機体があるのか」
ハニャーン「うん」
シャア「言ってみなさい。何に乗りたい?」
ハニャーン「…おじさまの…」
アムロ「…僕の?」
ハニャーン「νガンダム…」
俺のハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーに乗ってみない?
シャア「…アムロの機体が欲しいのか…」
ハニャーン「ん…」コクリ
アムロ「いや、しかし…性能でいえばナイチンゲールよりスペックは」
シャア「…」
ハニャーン「パパ、お願い。大事に乗るから!
がんばってIフィールドも張れるようになるから!
サイコフレーム共振させてアクシズ押し返せるくらいにがんばるから!」
アムロ「ハニャーンちゃん、それはやめて俺の立場がなくなる」
シャア「…」フゥ…
ハマーン「良いではないか、パパ」
ハマーン様のパパで吹きそうになる
まぁこの二人の子供だと考えれば割と納得しちゃう
シャア「ハマーン…!」
ハニャーン「ママ…」
ハマーン「νは良い機体だ。アムロ・レイの設計ならば信用出来よう」
アムロ「そう言っていただけるのは嬉しいが…」
ベル「お父様としては、娘をとられたようで面白くないかしら?」クスッ
アムロ「ベル…!」
シャア「いや…図星だよ。ベルトーチカ君の言うとおりだ」
シャア「だがまあ確かに、アムロの機体ならば大丈夫なのだろう。
…ママの許可も出たことだしな」
ハニャーン「パパ!」パァァ…
シャア「娘の為に、一機組んでやってくれ」
アムロ「承知したよ…責任重大だな」
ベル「フフッ、早速手配しなくちゃね。
…アギさんにも話しておいたほうがいいのかしら?」ジッ
アムロ「おいおいベル…まだ疑っているのか?チェーンとは本当に仕事の付き合いだけで…」
ハニャーン「ありがとーパパ!ママ!」
ハマーン「あまり無理をせんようにな」
シャア「うむ…」
ハニャーン「あ、おじさま!一つお願いしたいことがあるの!」
アムロ「ん、何だい?」
シャア「…?」
ハニャーン「カラーリングは、赤でお願いしますっ」
シャア「…」フッ…
ハマーン「(…やれやれ…フフ)」
《深夜・夫婦の寝室》
シャア「ハニャーンは寝たのか」
ハマーン「ああ。ずいぶんはしゃいでなかなか寝付けなかったようだが、つい先ほど」
シャア「そうか…」
ハマーン「…」
アムロ『今夜は御馳走様。組み上がり次第また連絡するよ』
ベル『お嬢さんのために最高の一機を用意しますわ。お休みなさい』
シャア「…娘など持つものではないな」
ハマーン「何故だ」
シャア「本当に愛しい。愛しすぎて、自分という男がいかに度量が小さいか思い知らされる…」
ハマーン「…」
ハマーン「シャア」
シャア「ん…」
ハマーン「それは、恥ずべきことか?」
シャア「…」
ハマーン「そうではあるまい。そうでは…」
シャア「…」
ハマーン「母親として、あの子を誰よりも愛せるのは、私だ」
ハマーン「父親として、あの子を誰よりも愛せるのは…お前以外にはいないのだ。
胸を張れ…パパ」
シャア「…」
シャア「ああ…勿論だ」
『出来ますよ、大佐なら…』
そんな言葉が聞こえた気がして、しかし気のせいだと目を瞑る。
シャア「今夜はもう休むとしようか」
ハマーン「ああ。…ところで、昼間の話はどうするのだ」
シャア「昼間…何のことだ?」
ハマーン「…」
ハマーン「“二人目”の話だよ……あなた」クスッ
四時間かけてこれだけかよ…ミネバお姉ちゃんとかセイラおばちゃんとかもっとやれそうな気がしたがまあいずれ日を改めて
シャアとハマーンのイチャイチャが書けたので満足です
寝ます
乙
乙
良かったよ
乙
次回作があってもいいんじゃよ(にっこり)
コメント一覧 (6)
ハマーン様の純潔なら
赤の肖像で既に失われてるだろw
◆コメントの返信について
>>○○(レスナンバー)で指定して行ってください。
[ 例 >>78 ]
スマートフォン版でツリー式に反映されます。
パソコン版での反映は準備中なのでしばらくお待ち下さい。
仕様変更により※、米、コメなどでは反映されなくなりましたのでお気をつけください。
◆NGワードをいくつか指定しております。
・その他不適切だと判断した発言は予告なく削除されることがあります。
(特定の単語は伏せ字でもNG判定になる場合もあります)
「ガンダムSS」カテゴリの最新記事