http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/x3/1386132318/
『機動戦士ガンダム』の原作者で知られる富野由悠季監督が21日、都内で行われた「オオカゼノオコルサマ」と米ハリウッドの制作会社「Legacy Effects(レガシー・エフェクツ)」の業務提携による制作発表会見に出席した。
すでに報じられているとおり、この業務提携の第一作は、富野監督の新作となる。それが富野監督を代表する作品『機動戦士ガンダム』なのか、それとも『聖戦士ダンバイン』『重戦機エルガイム』『伝説巨神イデオン』『ブレンパワード』『リーンの翼』『OVERMANキングゲイナー』といった、他の富野作品なのか。それはアニメーション作品なのか、それとも実写作品なのか。現時点では、断定も予測も難しいが、今回の会見ではまた、多くのヒントも残されている。
富野監督は、2013年の11月10日に、米ロサンゼルスにある「Legacy Effects」社を訪問している。同社は、映画『アイアンマン』シリーズや『アバター』(2009年)、『パシフィック・リム』(2013年)の制作で知られるハリウッドを代表する制作会社。この訪問の中で両社の提携が実現したが、富野監督は「僕の制作したアニメへのリスペクトが大変深かった」「彼らが今日現在の仕事すべてに満足していない」と感じ、そして「ハリウッドに間違いなく"助っ人"がいる」ということがわかったという。
2014年~15年は『機動戦士ガンダム』と、同シリーズのプラモデル「ガンプラ」が35周年を迎える。昨年発表があったとおり、この期間中には、富野監督の別の新作の発表も予定されている。
そうして迎えたこの日の会見は、適度な緊張感がありつつも、和やかなムードで進んでいったが、富野監督が今でもギラついていることは明らかだった。時折見せる、何かの勝負でもしているかのような真剣な眼光、そして衰え知らずの止まらない富野節――本記事では、会見で語られた内容を全文書き起こして、監督の想いを探っていきたいと思う。
タイトルを最終的に発表するところまでに至らなかった
以下からは質疑応答。
もし富野がやるんだったら全面的に協力をする、というスタッフが本当にいた
提携第一作は、アニメか実写か。富野監督「『アバター』くらいはいきたい」
富野監督の提携第一作については、権利関係の調整が付き次第、近いうちに発表されるという。
http://s.news.mynavi.jp/articles/2014/01/22/tomino/002.html
会見のフォトセッションの様子
会見に出席した富野由悠季監督
すでに報じられているとおり、この業務提携の第一作は、富野監督の新作となる。それが富野監督を代表する作品『機動戦士ガンダム』なのか、それとも『聖戦士ダンバイン』『重戦機エルガイム』『伝説巨神イデオン』『ブレンパワード』『リーンの翼』『OVERMANキングゲイナー』といった、他の富野作品なのか。それはアニメーション作品なのか、それとも実写作品なのか。現時点では、断定も予測も難しいが、今回の会見ではまた、多くのヒントも残されている。
富野監督は、2013年の11月10日に、米ロサンゼルスにある「Legacy Effects」社を訪問している。同社は、映画『アイアンマン』シリーズや『アバター』(2009年)、『パシフィック・リム』(2013年)の制作で知られるハリウッドを代表する制作会社。この訪問の中で両社の提携が実現したが、富野監督は「僕の制作したアニメへのリスペクトが大変深かった」「彼らが今日現在の仕事すべてに満足していない」と感じ、そして「ハリウッドに間違いなく"助っ人"がいる」ということがわかったという。
2014年~15年は『機動戦士ガンダム』と、同シリーズのプラモデル「ガンプラ」が35周年を迎える。昨年発表があったとおり、この期間中には、富野監督の別の新作の発表も予定されている。
そうして迎えたこの日の会見は、適度な緊張感がありつつも、和やかなムードで進んでいったが、富野監督が今でもギラついていることは明らかだった。時折見せる、何かの勝負でもしているかのような真剣な眼光、そして衰え知らずの止まらない富野節――本記事では、会見で語られた内容を全文書き起こして、監督の想いを探っていきたいと思う。
タイトルを最終的に発表するところまでに至らなかった
富野監督:ご覧のとおりの状況を去年の11月初め(「Legacy Effects」社を訪問前)まで僕はまったく知りませんでした。どういうことかと言いますと、「Legacy Effects」のスタッフが、富野のこと、『ガンダム』のこと、もちろん他の僕の制作したアニメへのリスペクトが大変深かったということを知らなかった、ということです。それがすべての始まりかもしれません。実は今日、皆さんにお出でいただきましたが、「オオカゼノオコルサマ」という会社がひとつだけウソをつきました。第一作のタイトルを発表できるところまで持ち込みたかったのですが「Legacy Effects」のスタッフが、こういう形で日本に来るということが、今年は今日しかありませんでした。そのために、タイトルを最終的にFIXするところまでに至らなかった、ということでは本当に申し訳なく思っています。そういう意味でウソをついたということです。
しかし、僕自身の今日までのキャリアで言えば基本的に"TVアニメ発"で作品を発表してきましたし、第一作目について言えば、全くの新作でやるというリスクを侵すわけにはいきません。そのため、過去作品からリメイクする可能性を考え、今日までの一カ月半「オオカゼ」のスタッフにはがんばってもらいましたが、ご存知のとおりです。権利関係の問題をクリアするところまではまだ至っておりませんので、今日ここで僕の口からお話することはできません。
ここまでお話すればどういうものが今後、この業務提携の中で制作されるのか、ということは想像がつくのではないかと思っています。と同時に、今回の提携で一番重要なことは、僕の過去作品の何かを描くということが眼目ではありません。重要なことは先ほど木場(カオリ)社長(「オオカゼノオコルサマ」代表)からも説明があったとおりです。これから「Legacy Effects」と、それから「オオカゼ」をベースにして、世界配給できるようにアニメ発やコミック発のコンテンツをもった日本の映像を、広く世界に提供していきたい。そういう制作基盤を東京とハリウッドに作っていきたいと思っています。
その第一番目としては、僕がとても便利だったらしいので、今こういう形で席に立たされたということもあります(笑)。そして、富野だったら一発目はできるだろうと「Legacy Effects」のスタッフも思ってくれたということです。このことは、おそらく日本のアニメファンは今日まで誰も信じていなかった。まして関係者は、こういうことがあるなんてことを信じていなかったということです。ですから、僕はこの歳になりましたけども、こういう若い世代の人に騙されたと思って、今ここに立っています。
実際に映画企画は進むのではないかと思っていますし、これから数年先の東京でのアニメ制作状況は大変厳しいということは、関係各位や皆さま方はご存じかと思います。ですから、新しい制作現場というものを手に入れていきたい。そして、僕自身もです。旧作のものだけではなく、僕にとって「Legacy Effects」は、新型の戦闘機に乗るような気分です。つまり、元ゼロ戦のパイロットがアメリカ一番の最新鋭の戦闘機に乗せてもらう気分であれば、87歳までの間に、もう一本や二本、新作がつくれるのではないかと信じてもいます。そのためのフィールドとしては、とてもいいことではないかと思っていますので、これに乗るつもりで今日ここに立っています。
87歳という年齢については、ある前例を聞きました。現にその年齢でも映画を作って、撮って、大変素敵なコメディー映画を作っている監督がいるとすれば、やはりそれは僕にとっての目標値にもなります。そういう監督に負けないようにがんばりたいと思います。監督の名前を挙げておきます。アラン・レネです。(※フランス人監督。現在91歳。87歳時の2009年に『風にそよぐ草』、2012年に『あなたはまだ何も見ていない』を発表)
しかし、僕自身の今日までのキャリアで言えば基本的に"TVアニメ発"で作品を発表してきましたし、第一作目について言えば、全くの新作でやるというリスクを侵すわけにはいきません。そのため、過去作品からリメイクする可能性を考え、今日までの一カ月半「オオカゼ」のスタッフにはがんばってもらいましたが、ご存知のとおりです。権利関係の問題をクリアするところまではまだ至っておりませんので、今日ここで僕の口からお話することはできません。
ここまでお話すればどういうものが今後、この業務提携の中で制作されるのか、ということは想像がつくのではないかと思っています。と同時に、今回の提携で一番重要なことは、僕の過去作品の何かを描くということが眼目ではありません。重要なことは先ほど木場(カオリ)社長(「オオカゼノオコルサマ」代表)からも説明があったとおりです。これから「Legacy Effects」と、それから「オオカゼ」をベースにして、世界配給できるようにアニメ発やコミック発のコンテンツをもった日本の映像を、広く世界に提供していきたい。そういう制作基盤を東京とハリウッドに作っていきたいと思っています。
その第一番目としては、僕がとても便利だったらしいので、今こういう形で席に立たされたということもあります(笑)。そして、富野だったら一発目はできるだろうと「Legacy Effects」のスタッフも思ってくれたということです。このことは、おそらく日本のアニメファンは今日まで誰も信じていなかった。まして関係者は、こういうことがあるなんてことを信じていなかったということです。ですから、僕はこの歳になりましたけども、こういう若い世代の人に騙されたと思って、今ここに立っています。
実際に映画企画は進むのではないかと思っていますし、これから数年先の東京でのアニメ制作状況は大変厳しいということは、関係各位や皆さま方はご存じかと思います。ですから、新しい制作現場というものを手に入れていきたい。そして、僕自身もです。旧作のものだけではなく、僕にとって「Legacy Effects」は、新型の戦闘機に乗るような気分です。つまり、元ゼロ戦のパイロットがアメリカ一番の最新鋭の戦闘機に乗せてもらう気分であれば、87歳までの間に、もう一本や二本、新作がつくれるのではないかと信じてもいます。そのためのフィールドとしては、とてもいいことではないかと思っていますので、これに乗るつもりで今日ここに立っています。
87歳という年齢については、ある前例を聞きました。現にその年齢でも映画を作って、撮って、大変素敵なコメディー映画を作っている監督がいるとすれば、やはりそれは僕にとっての目標値にもなります。そういう監督に負けないようにがんばりたいと思います。監督の名前を挙げておきます。アラン・レネです。(※フランス人監督。現在91歳。87歳時の2009年に『風にそよぐ草』、2012年に『あなたはまだ何も見ていない』を発表)
以下からは質疑応答。
もし富野がやるんだったら全面的に協力をする、というスタッフが本当にいた
――富野監督の過去作品は色々ありますが、ただ過去のものを単純に映画にするわけないと思いますので、どういうビジョンで、どういう料理をしたいのか。過去に映画化したものとどう差別化するのか。今後の展望をお伺いしたいです。
富野監督:こういう答え方ができます。今までの自分の経歴の中では、TV版そのままを題材にした映画をつくるということをさせてもらいました。つまり映画を作る時での再構成です。ですから、僕にとっても、全くの新作で映画をつくったという思いはほとんどありません。『ガンダム』は新作ではありませんので、映画版としての新作であっても、新作とは言いがたいと思っています。ただ、どちらにしても他の映画監督、アニメ監督と違って、かなり色々な手法でやらせていただきました。
今晩、このようなシチュエーションをいただいた時に「おれだったらまた別の方法ができるのではないのか」という"自惚れ"がございます。この場合の"自惚れ"がどういうことかと言いますと、所謂"リメイクもの"という映画で成功したものがあまりない。だったら「成功させるためにはこうするんだよ」ということを年嵩の人間が、偉ぶってこういうサンプルを作ってみせる、ということはしてみたいと思っていました。
そして、ここ数年の間、死ぬまでにやりたいなと思いながらも、結局は権利問題がありました。同時に、日本で映画をつくる場合は資金というものをなかなか集めることができないということがあり、かなり自暴自棄になっていた時期もございます。この10年間のことです。
今回、このようなお話をいただきましたので、まず騙されたと思って乗ってみましたら、先ほども言ったとおりです。「Legacy Effects」のようなスタッフがいてくれて――ということは実を言うと、もし富野がやるんだったら全面的に協力をする、手伝う、というスタッフが本当にいたということです。このことは、やはりアニメ業界のみならず、アニメファンにとってもとてもうれしいことなんだ――だけど、それがなぜ今まで実現できなかったんだ、という部分を本当につきつけられました。
ですから、このような体制の中で、とりあえず作ってみせたいということがあり、今、1、2本企画としては考え始めています。ただ、先ほど木場社長がおっしゃっていたような権利問題から、今、個人の立場でお答えできないという部分があります。本当の言い方をすれば、例えば『ガンダム』であっても「おれだったらこういう作り方ができるぞ」と当然、少しは思います。じゃあ今の時期に『ガンダム』かとなれば、『ガンダム』は今、僕が知らない『ガンダム』がいっぱいありますので、そういうものに混ざりたくはありませんから、別のものでいきたいという部分もあります。では何なのかというところですが、勢いにまかせてしゃべると怒られますので、ここまでしかしゃべれないという僕の立場を本当にわかってください(笑)。どうしてこうなったのか、「Legacy Effects」の連中が、みんなこいつら(「オオカゼノオコルサマ」)の都合に合わせたからこうなっちゃったんだよ、という話です(笑)。本当は3月の末に発表する予定が、二カ月繰り上がればこうなるでしょう、ということ。以上です。
富野監督:こういう答え方ができます。今までの自分の経歴の中では、TV版そのままを題材にした映画をつくるということをさせてもらいました。つまり映画を作る時での再構成です。ですから、僕にとっても、全くの新作で映画をつくったという思いはほとんどありません。『ガンダム』は新作ではありませんので、映画版としての新作であっても、新作とは言いがたいと思っています。ただ、どちらにしても他の映画監督、アニメ監督と違って、かなり色々な手法でやらせていただきました。
今晩、このようなシチュエーションをいただいた時に「おれだったらまた別の方法ができるのではないのか」という"自惚れ"がございます。この場合の"自惚れ"がどういうことかと言いますと、所謂"リメイクもの"という映画で成功したものがあまりない。だったら「成功させるためにはこうするんだよ」ということを年嵩の人間が、偉ぶってこういうサンプルを作ってみせる、ということはしてみたいと思っていました。
そして、ここ数年の間、死ぬまでにやりたいなと思いながらも、結局は権利問題がありました。同時に、日本で映画をつくる場合は資金というものをなかなか集めることができないということがあり、かなり自暴自棄になっていた時期もございます。この10年間のことです。
今回、このようなお話をいただきましたので、まず騙されたと思って乗ってみましたら、先ほども言ったとおりです。「Legacy Effects」のようなスタッフがいてくれて――ということは実を言うと、もし富野がやるんだったら全面的に協力をする、手伝う、というスタッフが本当にいたということです。このことは、やはりアニメ業界のみならず、アニメファンにとってもとてもうれしいことなんだ――だけど、それがなぜ今まで実現できなかったんだ、という部分を本当につきつけられました。
ですから、このような体制の中で、とりあえず作ってみせたいということがあり、今、1、2本企画としては考え始めています。ただ、先ほど木場社長がおっしゃっていたような権利問題から、今、個人の立場でお答えできないという部分があります。本当の言い方をすれば、例えば『ガンダム』であっても「おれだったらこういう作り方ができるぞ」と当然、少しは思います。じゃあ今の時期に『ガンダム』かとなれば、『ガンダム』は今、僕が知らない『ガンダム』がいっぱいありますので、そういうものに混ざりたくはありませんから、別のものでいきたいという部分もあります。では何なのかというところですが、勢いにまかせてしゃべると怒られますので、ここまでしかしゃべれないという僕の立場を本当にわかってください(笑)。どうしてこうなったのか、「Legacy Effects」の連中が、みんなこいつら(「オオカゼノオコルサマ」)の都合に合わせたからこうなっちゃったんだよ、という話です(笑)。本当は3月の末に発表する予定が、二カ月繰り上がればこうなるでしょう、ということ。以上です。
提携第一作は、アニメか実写か。富野監督「『アバター』くらいはいきたい」
――これまではアニメーションを手がけてきた富野監督ですが、新作のジャンルは"アニメ"か"実写"か、何か考えておられますでしょうか。
富野監督:思った以上に両者の提携話の進捗状況が早いために、本当に困ったことが起こっています。ということで、ひょっとしたら第一作目が2Dの手前、つまり単純に手書きのアニメのような企画を立ち上げるところから始める方が無難じゃないか、とも思っています。ただこれは"無難論"だけではなくて、「Legacy Effects」との提携をどうしていくかということは、後2、3年の時間をかけてやっていった方がいいとも思っています。そのため、この2、3年の時間を稼ぐためにも、とりあえず東京制作のアニメがまずあってもいい。その段階で彼ら(「Legacy Effects」)との中でのコラボレーションができるものを考えていきたいし、新しいタイトル……新しいタイトルでなくてもいいです。映画化できるようなものについて、検討していく時間を、ここ1、2年いただきたいと思っています。
実写が入ってこようがアニメであろうが、僕にとってはどちらでもいいし、企画論としては僕にとって境界線はありませんので、21世紀の中盤を飾る新しい映像コンテンツを新たに生み出せたらいいなと。そして、そういうことを考える足場というものを今回東京に手に入れることができました。さらに、ハリウッドに間違いなく"助っ人"がいるということがわかりましたので、新しいものを作っていきたい。妥当なタイトルを挙げておきます。打倒『アバター』くらいはいきたい!
富野監督:思った以上に両者の提携話の進捗状況が早いために、本当に困ったことが起こっています。ということで、ひょっとしたら第一作目が2Dの手前、つまり単純に手書きのアニメのような企画を立ち上げるところから始める方が無難じゃないか、とも思っています。ただこれは"無難論"だけではなくて、「Legacy Effects」との提携をどうしていくかということは、後2、3年の時間をかけてやっていった方がいいとも思っています。そのため、この2、3年の時間を稼ぐためにも、とりあえず東京制作のアニメがまずあってもいい。その段階で彼ら(「Legacy Effects」)との中でのコラボレーションができるものを考えていきたいし、新しいタイトル……新しいタイトルでなくてもいいです。映画化できるようなものについて、検討していく時間を、ここ1、2年いただきたいと思っています。
実写が入ってこようがアニメであろうが、僕にとってはどちらでもいいし、企画論としては僕にとって境界線はありませんので、21世紀の中盤を飾る新しい映像コンテンツを新たに生み出せたらいいなと。そして、そういうことを考える足場というものを今回東京に手に入れることができました。さらに、ハリウッドに間違いなく"助っ人"がいるということがわかりましたので、新しいものを作っていきたい。妥当なタイトルを挙げておきます。打倒『アバター』くらいはいきたい!
――これまでの作品は、バンダイやサンライズと組んだ作品が多かったと思います。今回のタイトルがどうなるかはわかりませんが、新たなプロジェクト体制でお作りになり、そのことについて監督は、自由さを感じているのか、それとも不自由なのか。そして、「Legacy Effects」を見学して話し合いを重ね、同社はどのような役割を担えるとお考えですか。
富野監督:半分フリーランサーのアニメ監督という立場で言えば、自由でも不自由でもないという言い方ができますが、今年から来年、再来年という状況の中でのアニメ制作現場というのは、決して楽なものではありません。ですから、新しい制作基盤になるかもしれないフィールドを手に入れられるかもしれない、という意味ではむしろ自由と考えます。と同時に、おそらくはアニメを作る現場が、疲れ切り始めているのではないか、ということも感じるようになってきました。そういうスタッフに対してのカンフル剤になれるプロジェクトを立ち上げていくためには「Legacy Effects」のような要素が入ることが、とてもわかりやすいものではないかと思っています。
では、「Legacy Effects」に何を期待するのかというと、もうスクリーンでご覧のとおりです。技術論に関して不足感というのは一切ありません。キャラクターや何かのメイキングについても、クリエイティビティが高いということについても、当然承知しております。新しい企画も「Legacy Effects」と協調して、検討して立ち上げていくこともあるでしょう。何よりも1本、2本の映画の企画だけで終わらないために、これから1年半くらいの間で「オオカゼ」がどれだけタイトルを並べられるか、というのが勝負になってきます。なので、期待するところはありません。つまり、現在の「Legacy Effects」の力量で十分ということです。
そして、「Legacy Effects」に重要なことがひとつあります。彼らが今日現在の仕事すべてに満足していない、ということです。それがわかりました。それが"ジャパニメーション"の視点なのか、富野の視点なのかわかりませんが、新しく注入することができる、というようなことまでわかってきました。このことについての具体的なコメントについては差し控えさせていただきます。
富野監督:半分フリーランサーのアニメ監督という立場で言えば、自由でも不自由でもないという言い方ができますが、今年から来年、再来年という状況の中でのアニメ制作現場というのは、決して楽なものではありません。ですから、新しい制作基盤になるかもしれないフィールドを手に入れられるかもしれない、という意味ではむしろ自由と考えます。と同時に、おそらくはアニメを作る現場が、疲れ切り始めているのではないか、ということも感じるようになってきました。そういうスタッフに対してのカンフル剤になれるプロジェクトを立ち上げていくためには「Legacy Effects」のような要素が入ることが、とてもわかりやすいものではないかと思っています。
では、「Legacy Effects」に何を期待するのかというと、もうスクリーンでご覧のとおりです。技術論に関して不足感というのは一切ありません。キャラクターや何かのメイキングについても、クリエイティビティが高いということについても、当然承知しております。新しい企画も「Legacy Effects」と協調して、検討して立ち上げていくこともあるでしょう。何よりも1本、2本の映画の企画だけで終わらないために、これから1年半くらいの間で「オオカゼ」がどれだけタイトルを並べられるか、というのが勝負になってきます。なので、期待するところはありません。つまり、現在の「Legacy Effects」の力量で十分ということです。
そして、「Legacy Effects」に重要なことがひとつあります。彼らが今日現在の仕事すべてに満足していない、ということです。それがわかりました。それが"ジャパニメーション"の視点なのか、富野の視点なのかわかりませんが、新しく注入することができる、というようなことまでわかってきました。このことについての具体的なコメントについては差し控えさせていただきます。
富野監督の提携第一作については、権利関係の調整が付き次第、近いうちに発表されるという。
http://s.news.mynavi.jp/articles/2014/01/22/tomino/002.html
会見のフォトセッションの様子
会見に出席した富野由悠季監督
127:通常の名無しさんの3倍:2014/01/22(水) 18:55:19.53 ID:???
http://s.news.mynavi.jp/articles/2014/01/22/tomino/index.html
ここに会見の全文上がってるみたいだけど
2014年~15年は『機動戦士ガンダム』と、同シリーズのプラモデル「ガンプラ」が35周年を迎える。昨年発表があったとおり、この期間中には、富野監督の別の新作の発表も予定されている。
だってよ
134:通常の名無しさんの3倍:2014/01/22(水) 19:29:27.34 ID:???
2本動いてることに歓喜
135:通常の名無しさんの3倍:2014/01/22(水) 19:29:41.34 ID:???
オオトリはハリウッドと日本のパイプラインになるのが目的で富野個人スタジオ設立って趣旨じゃないんだよな?
富野はこのプロジェクトの目玉として担ぎ出されたわけだから
スタジオ持っていない富野としてはこれで何か作れるわけではない
そうなるとどこで作るの?ってなるんだけど
137:通常の名無しさんの3倍:2014/01/22(水) 19:33:53.58 ID:???
記事にしてるんだから裏くらい取ってるだろ
と信じたい
142:通常の名無しさんの3倍:2014/01/22(水) 19:39:07.42 ID:???
富野監督:こういう答え方ができます。今までの自分の経歴の中では、TV版そのままを題材にした映画をつくるということをさせてもらいました。
つまり映画を作る時での再構成です。
ですから、僕にとっても、全くの新作で映画をつくったという思いはほとんどありません。
『ガンダム』は新作ではありませんので、映画版としての新作であっても、新作とは言いがたいと思っています。
ただ、どちらにしても他の映画監督、アニメ監督と違って、かなり色々な手法でやらせていただきました。
ぼかす為に"リメイク"と言ってるだけじゃね
146:通常の名無しさんの3倍:2014/01/22(水) 19:45:25.70 ID:???
Gレコって脚本ほぼ全部出来上がってるのに
今回発表された作品の脚本は書かないときている
どういうことなんだぜ?
150:通常の名無しさんの3倍:2014/01/22(水) 19:59:54.15 ID:???
簡単だよ
Gレコと今回の企画は別物ということ
Gレコはデザイン上がって作画INもして一年以内には公開される作品
LE社と組むのはまだ企画書段階でこれから二、三年掛けて細部を詰めてく作品
154:通常の名無しさんの3倍:2014/01/23(木) 00:01:09.26 ID:???
>権利関係をクリアにするまで至っていない
と言ってるからどっちにしろサンライズとの交渉ありきだろう
トリトンだったら違うけどさ
サンライズと交渉して、他所で作るお許しが貰えそうな富野作って、
イデオンかバイストンウェル関連位しかなさそう。
157:通常の名無しさんの3倍:2014/01/23(木) 06:04:20.95 ID:???
>コンセプトワークは共同で行い、2Dアニメーションは日本、3Dライブアクションは米を中心に映画化しようというプランを明らかに。
勘違いしてるのがいるが海外で作るのは実写の話だぞ
アニメの拠点を海外に作ろう!って話でもない
159:通常の名無しさんの3倍:2014/01/23(木) 09:28:11.12 ID:???
そもそもLEの第1弾は富野がどの程度関わるのかも分からんね。
もしかしたら口だし程度?
後々、富野監督の新作が見れることを期待するけど、この手の提携はポシャる可能性もあるよね。
152:通常の名無しさんの3倍:2014/01/22(水) 20:37:33.34 ID:???
いろいろ上がってるニュースをまとめると
とりあえず1本目は過去作のリメイクを検討、候補はいくつか
映画で世界配給
オオカゼノオコルサマは脚本、映像製作をハリウッドでっていうのを予定してるが1作目時点ではまだ無理
完全にハリウッドと共同制作する前のつなぎとして東京製作のアニメを検討
2作目以降にそうしていくって話
ってことなんでGレコとは別の企画のアニメ映画
ってことはこのプロジェクトが成立すれば結構な予算のアニメ映画を御大が作ることになる
年齢も年齢なだけに心配だが忙しいほうが御大にはいいかもしれん。
お体に気をつけて頑張っていい作品をお願いしますとしか言えません。
教えてください。富野です
http://s.news.mynavi.jp/articles/2014/01/22/tomino/index.html
ここに会見の全文上がってるみたいだけど
2014年~15年は『機動戦士ガンダム』と、同シリーズのプラモデル「ガンプラ」が35周年を迎える。昨年発表があったとおり、この期間中には、富野監督の別の新作の発表も予定されている。
だってよ
2本動いてることに歓喜
オオトリはハリウッドと日本のパイプラインになるのが目的で富野個人スタジオ設立って趣旨じゃないんだよな?
富野はこのプロジェクトの目玉として担ぎ出されたわけだから
スタジオ持っていない富野としてはこれで何か作れるわけではない
そうなるとどこで作るの?ってなるんだけど
記事にしてるんだから裏くらい取ってるだろ
と信じたい
富野監督:こういう答え方ができます。今までの自分の経歴の中では、TV版そのままを題材にした映画をつくるということをさせてもらいました。
つまり映画を作る時での再構成です。
ですから、僕にとっても、全くの新作で映画をつくったという思いはほとんどありません。
『ガンダム』は新作ではありませんので、映画版としての新作であっても、新作とは言いがたいと思っています。
ただ、どちらにしても他の映画監督、アニメ監督と違って、かなり色々な手法でやらせていただきました。
ぼかす為に"リメイク"と言ってるだけじゃね
Gレコって脚本ほぼ全部出来上がってるのに
今回発表された作品の脚本は書かないときている
どういうことなんだぜ?
簡単だよ
Gレコと今回の企画は別物ということ
Gレコはデザイン上がって作画INもして一年以内には公開される作品
LE社と組むのはまだ企画書段階でこれから二、三年掛けて細部を詰めてく作品
>権利関係をクリアにするまで至っていない
と言ってるからどっちにしろサンライズとの交渉ありきだろう
トリトンだったら違うけどさ
156:通常の名無しさんの3倍:2014/01/23(木) 01:27:10.97 ID:???
>>154
ライディーンの可能性w
155:通常の名無しさんの3倍:2014/01/23(木) 01:24:23.33 ID:???>>154
ライディーンの可能性w
サンライズと交渉して、他所で作るお許しが貰えそうな富野作って、
イデオンかバイストンウェル関連位しかなさそう。
http://news.ameba.jp/20140121-518/
ハリウッドとの事業提携を成し遂げた木場は、「日本のアニメーションが持っている素晴らしさとグローバルプランニングを組み合わせることで、新たな価値の創造にチャレンジしたいと思いました。
日本映画界の現状は日本のマーケットだけを考えていて、日本のコンテンツがハリウッドで映画化されても日本のクリエーターは制作に参加できませんでした。
このプロジェクトの狙いは、共同制作による世界市場への参入です。
ハリウッドの視点をインプットしながら、オリジナルの品質を維持したいと思います。
これは日本とアメリカの相互補完をするパートナーシップで、クリエーターの可能性を広げる共同事業です」と意気込みを語り、コンセプトワークは共同で行い、2Dアニメーションは日本、3Dライブアクションは米を中心に映画化しようというプランを明らかに。
ハリウッドとの事業提携を成し遂げた木場は、「日本のアニメーションが持っている素晴らしさとグローバルプランニングを組み合わせることで、新たな価値の創造にチャレンジしたいと思いました。
日本映画界の現状は日本のマーケットだけを考えていて、日本のコンテンツがハリウッドで映画化されても日本のクリエーターは制作に参加できませんでした。
このプロジェクトの狙いは、共同制作による世界市場への参入です。
ハリウッドの視点をインプットしながら、オリジナルの品質を維持したいと思います。
これは日本とアメリカの相互補完をするパートナーシップで、クリエーターの可能性を広げる共同事業です」と意気込みを語り、コンセプトワークは共同で行い、2Dアニメーションは日本、3Dライブアクションは米を中心に映画化しようというプランを明らかに。
>コンセプトワークは共同で行い、2Dアニメーションは日本、3Dライブアクションは米を中心に映画化しようというプランを明らかに。
勘違いしてるのがいるが海外で作るのは実写の話だぞ
アニメの拠点を海外に作ろう!って話でもない
そもそもLEの第1弾は富野がどの程度関わるのかも分からんね。
もしかしたら口だし程度?
後々、富野監督の新作が見れることを期待するけど、この手の提携はポシャる可能性もあるよね。
いろいろ上がってるニュースをまとめると
とりあえず1本目は過去作のリメイクを検討、候補はいくつか
映画で世界配給
オオカゼノオコルサマは脚本、映像製作をハリウッドでっていうのを予定してるが1作目時点ではまだ無理
完全にハリウッドと共同制作する前のつなぎとして東京製作のアニメを検討
2作目以降にそうしていくって話
ってことなんでGレコとは別の企画のアニメ映画
ってことはこのプロジェクトが成立すれば結構な予算のアニメ映画を御大が作ることになる
年齢も年齢なだけに心配だが忙しいほうが御大にはいいかもしれん。
お体に気をつけて頑張っていい作品をお願いしますとしか言えません。
教えてください。富野です
コメント一覧 (28)
ストーリーはダンウルに似すぎてた感もあるが映像は文句なく凄かったし
期待したいのはキングゲイナーだが。
そういう意味で伝説にはしなくていいから
お願い
マジでぶっ倒れたりしないでくれよ
サンライズやバンダイが噛んでいるなら大丈夫だろうけど…
ただの卑屈なハゲじゃないか。
こりゃ実写版ダンバインだなぁ…
と思ってたらこんなことに
こいつの作品が好きだから意外に理由なんてないだろww
あと片方は閃ハサじゃないかな
長生きしてくれよ…
ハゲは変わらんなw
体に気をつけてめいっぱい頑張って欲しい
ガンダムが見たいわけじゃないんだ。富野作品が見たいんだよ!
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