o0605034912321477251
http://2ch.sc/より
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1320018545/
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 10:06:09.52 ID:tKVdLItaO

ドォンッ パラパラパラ…



カイ「チッ、これじゃ昔の夢を見ても仕方ないか……」



[U.C.0088]

---地球、避難シェルター内---



カイ「しっかし、ティターンズとの抗争が終わったと思ったら、今度はネオジオンか」

カイ「そんなに戦争がしたいのかね……」



ドォンッ パラパラパラ…



カイ「……眠れやしねえ」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 10:13:56.95 ID:tKVdLItaO

ザワザワ…

カイ「にしても、カラバの奴らはまだ来ないのか?こんな場所、すぐ吹っ飛んじまうぞ」

カイ「こんな場所……、ネオジオンの奴ら、なんでこんなトコを襲撃してんだ?」



ゴォンッ グラグラグラ


キャー!

カイ「くっ……今のは近かったぞ」

カイ「何やってんだよ、ハヤト……!」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 10:25:18.27 ID:tKVdLItaO

ママー!

ダイジョウブヨ…

ダメダ、コロサレル…

カイ「ここには一般人しかいない。なら、何故こんな場所を襲撃する……?」

カイ「……きな臭いな」



ドゴォン! ガラガラガラ…



カイ「やばい!直撃したぞ!」

キャーー!

ウワー!MSダー!

カイ「あれは……ガザ系のMSか……」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 10:33:10.55 ID:tKVdLItaO

ガ・ゾウム『全員動くな!大人しく捕虜になれば殺しはしない!』

キャーー!

ニ、ニゲロッ!

ウワー!

カイ「あ、バカ!抵抗するな!」

ガ・ゾウム『動くなと言ったはずだ!』

ピューン ピューン

ガァンッ ゴォンッ

ギャーッ キャーー!

オトウサン!

カイ「人にビームを撃つだって!?」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 10:34:20.45 ID:QJdwLsVt0

この人Z以降何してたっけ


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 10:39:22.16 ID:fcLzZwkG0

ジャーナリストだったはず


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 10:40:58.62 ID:tKVdLItaO

カイ「あのMS、見境無しかよ……!」

ガラガラガラ…

カイ「くっ!今のビームでシェルターが崩壊しはじめてやがる……」

ガ・ゾウム『チッ、土煙で何も見えねぇぞ……』

カイ「(チャンスだ!)今だ!今のうちにここから外に出るぞ!」

ワーー!

ハ、ハヤクコッチ!

オカアサン、ドコー?

ガ・ゾウム『くそっ、待ちやがれっ!』

ピューン ピューン ピューン

カイ「んの野郎、適当に撃ちはじめやがった!」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 10:50:57.65 ID:tKVdLItaO

---街、郊外---

カイ「はぁ、はぁ……なんとか逃げ切れたか」



ピューン ドォンッ

ビューン ゴォンッ



カイ「あいつら、まだあの街を……なぜココなんだ?」

カイ「……何かを探している……カラバの隠れ家か?それとも……」

カイ「……いや、俺には関係のない事だ。ココにもダブリンに向かう途中に立ち寄っただけだしな」

カイ「さて、また巻き込まれないうちにオサラバするか」

カイ「……ん?なんだこれは……」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 11:00:42.52 ID:tKVdLItaO

カイ「崖の一部が崩れて、金属が露出している……?」

カイ「これは……人工的な施設の入口じゃないのか?」

カイ「まさか、あいつらの探しているものは、この施設……」

カイ「……流れ弾が当たったのか、穴が空いてやがる……」

カイ「……入ってみるか」



---施設内部---

カイ「広いな……見たところ工場のようだが……」

カイ「……あれは!MSの腕か!?」

カイ「じゃあココはMSの製造工場だってのか……!」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 11:07:30.12 ID:tKVdLItaO

カイ「パーツの形状からして、恐らくカラバ、エゥーゴの物らしいな」

カイ「……というか、ネオジオンが探している時点で、それは当然か」

カイ「いくらか完成しているようなのもあるな」

カイ「しかし、ココの人間はどうした?誰も居ないのか?」

カイ「まさか、素人の技術屋を集めてやってたんじゃないだろうな?」

カイ「……いや、十分有り得るか。以前軍関係の技術者が足りないとぼやいてたからな」

カイ「ハヤトの奴、あとで問い詰めてやる」

カイ「……ん?あ、あの期待は……」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 11:16:22.62 ID:tKVdLItaO

カイ「ガンキャノン……なのか?」

カイ「いや、後継機のようだな。相変わらずサーベルはついてなさそうだ」

カイ「懐かしいな。まぁ思い出したくもない思い出ばかりだけどよ」


…………



カイ「こんにゃろっ!」ドォンッ


カイ「スレッガーさんかい?早い、早いよ!」


カイ「俺達の帰る場所が無くなっちまうんじゃないのか!?」



…………

カイ「……もう、戦争も、MSも、人殺しもごめんだ」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 11:20:58.00 ID:GsC+WyIb0

何気にヤザンとやりあえる能力


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 11:26:06.48 ID:tKVdLItaO

カイ「さて、この施設については後でハヤトに問い詰めるとして、今はさっさと逃げるとするか」



---施設外---

カイ「車停めたのはこの先の駐車場だったよな?」

カイ「……ん?」

弟「ハァ、ハァ、ハァ、」タッタッタッタッ

妹「ハァ、ハァ、お、お兄ちゃん、待って……」

弟「い、急げよ!お姉ちゃんも全力で逃げろって言ってたろ?」

妹「で、でも、ハァ、ハァ……」

カイ「おいお前ら、大丈夫か?」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 11:32:33.00 ID:tKVdLItaO

弟「は、はい、大丈夫です……あの、オジサンは?」

カイ「オジっ……あのね、俺まだ20代なんだけど」

カイ「まぁいいか。お前ら逃げてる途中か?」

弟「はい、街の中心の教会から二人で……」

妹「お、お姉ちゃんがまだ……」

カイ「姉も居るのか。そのお姉ちゃんはどうした?」

弟「怪我をした人や逃げ遅れた人を匿うって言って、教会に残ったんだ……」

妹「お姉ちゃん、大丈夫かなぁ……」

弟「だ、大丈夫に決まってるだろ?」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 11:41:20.74 ID:tKVdLItaO

カイ「姉に、弟、妹、か……(……ミハル……)」



…………

ミハル「兵隊さん、何か買ってくれない?」


ミハル「泊まるとこないんだろ?うちへおいでよ」


ミハル「でもこうしてあたし達兄弟は食べてきたんだ」


ミハル「私にもやらせて!」


ミハル「カイ、カタパルトの脇にレバーがあるんだろ?」

…………



カイ「…………」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 11:53:20.33 ID:tKVdLItaO

カイ「なぁボウズ、お姉ちゃん、俺が連れて来てやるよ」

弟「オジサン本当!?」

カイ「お兄さん、な。ああ、本当だとも。だから、ボウズはこの先の駐車場に停めてある青い車に乗って待ってな。ほら、これがカギだ」

妹「お姉ちゃんに会えるの?」

カイ「ああ、すぐ会わせてやるよ。……ボウズ、もし1時間経って来なければ逃げろ。走って隣町に行って、だれか大人に連絡してもらえ」

弟「誰に?」

カイ「カラバのハヤトってやつだ。カイ・シデンって名前を出せば取り合ってくれる」

弟「……うん、わかった」

カイ「よし、いい子だ。そら、行け!」

妹「ありがとう、オジサン!」

弟「必ず連れて来てね!」

カイ「おうっ!……最後までオジサン、か……たはは……。……さぁて」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 12:05:59.15 ID:tKVdLItaO

---施設内部、MS内---

カイ「よし、どうやら動かせるみたいだ。肩のキャノンはビームになってるのか。ビームガンまで付いてるぞ」

カイ「こいつとはつくづく縁があるな」

カイ「たまたまホワイトベースに乗って、何故かMSに乗るハメになって……結局、最後の最後までこいつだったな」

(セイラ「軟弱者っ!」パシンッ)

カイ「にゃっはは、あれは痛かったな。どうしているかなセイラさん……」

カイ「……セイラさん、俺は今でも軟弱者かもしれないが、少しはマシになったんだぜ?」

カチャカチャカチャ ピッピッ ヴゥン

カイ「……さて、こいつの名前はっと……はは、やっぱりガンキャノンか…………よし」



カイ「カイ・シデン、ガンキャノン・ディテクター、出るぜ!」

ゴゥッ


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 12:18:01.56 ID:tKVdLItaO

ギギギ…メキメキメキ…ガラガラ…

カイ「ふぅ……外に出るのも一苦労だぜ。ビームを使ったらバレちまうからな」

カイ「ココは恐らくレーダーの範囲外だ。まぁこっちからもレーダーにはまだ映ってないけどな」

カイ「まずは回り込んでこちらの射程内ギリギリまで近付くか」

ガキョン ガキョン

カイ「急がねぇとな。あいつら何しでかすか解ったもんじゃねえ」



カイ「……ミハルの二の舞はもうごめんだ」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 12:30:40.61 ID:tKVdLItaO

ガキョン ガキョン プシュウ

カイ「ここが限界のラインだな。こっちにはしっかりレーダーに敵が映ってやがる。あとは向こうが気付かない事を祈るか」

カイ「ん?砲撃姿勢をとるのか。一々面倒なんだな」ピッピピッ

ガキョ ウィーンッ

カイ「な、なんだこの変形!?これじゃ近寄られたらただのマトじゃねぇか!」

カイ「チッ、仕方ねぇ、ままよ!」

ピピピピピピ……ピギョッ

カイ「ロック距離ギリギリだ……動くなよ……?」

カイ「当たれっ!」カチッ

ビューーーーンッ


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 12:36:52.41 ID:tKVdLItaO

…ューーーンッ

ガ・ゾウムA「な、なんだ!?」

ガ・ゾウムB「ビームが走ったぞ!?」



カイ「くっ、外した!もう一発!」

ビューーーーンッ

カイ「更に一発っ!」

ビューーーーンッ



ガ・ゾウムA「ぐぁ……」チュドーンッ

ガ・ゾウムB「お、おい!大丈……」チュドーンッ



カイ「よし、二っつやったぜ!」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 12:38:14.38 ID:CGDwWtaY0

やっぱカイ良いわ


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 12:40:46.55 ID:Q+0lNnq8i

今のカイはアムロよか輝いてるよ


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 12:45:45.10 ID:tKVdLItaO

ガ・ゾウムC「おい、西側の二機の反応が消えたぞ」

ガ・ゾウムD「様子を見てくる」

ガ・ゾウムC「待て、俺も行こう」



カイ「さて、お次のお客さんはっと……」

カイ「来た来た……チッ、建物の陰でロック出来ねえ……やっぱこの砲撃姿勢不便だな」



ガ・ゾウムC「これは……!」

ガ・ゾウムD「二機とも大型のビームで撃ち抜かれたようだな」

ガ・ゾウムC「恐らくあちらの方角から……も、MSが居るぞ!」

ピューン ピューン




カイ「くそっ、気付かれたか!」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 12:52:56.47 ID:tKVdLItaO

カイ「砲撃姿勢解除!武器は……ビームライフルっ!」

ビューンッ

ドォンッ

ガ・ゾウムC『ぐっ、貴様ぁ!カラバかぁ!』

ガンキャノンD『そういう訳じゃないんだけど、あんたら、邪魔なのよね』

ガ・ゾウムD『こんなことをしてただで済むと思うなよ!』

ピューン

ガンキャノンD『のわっ!へへっ、あんたらが居なきゃどうとでもなるだろうよ!』

ビューンッ

ドォンッ

ガ・ゾウムD『くっ!当ててくるっ!』


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 12:56:56.69 ID:JAZGTE340

その書き方だとまるでガンキャノンABCがいるような


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 13:05:03.66 ID:ZXfXyvgyi

ちょっとおもしろい


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 13:06:05.68 ID:tKVdLItaO

カイ「やっぱブランクかね、直撃しやしないっ!」

ビューンッ

ドォンッ

ガ・ゾウムC『ぎゃ……』チュドーン

ガ・ゾウムD『おいっ!くそっ、死んだかっ……』

カイ「死んだ…………そ、そうだ……俺は、また……」ガタガタガタ

ガ・ゾウムD『あいつらの仇だっ!』ブォンッ

カイ「ビームサーベル……死ぬ……俺が、死んじまうっ……!」

ガンキャノンD『う、うわぁぁぁぁぁぁっ!!』ババババババババッ

ガゾウムD『バルカンだとっ!?ぐっ、ぐあっ、あ……』ガガガガガッ

ガンキャノンD『わぁぁぁぁぁぁぁっ!!』バババババ…カラカラカラカラカラ…

ガ・ゾウムD『…………』


50:>>45俺も途中で気付いた。数字にしときゃよかった…:2011/10/31(月) 13:14:20.42 ID:tKVdLItaO

カイ「ハァ、ハァ、ハァ……ぐっ、えほっ、げほっ……俺ぁ、また人を殺しちまった……」

カイ「……くそぉっ!」ダンッ

カイ「…………教会に行かねぇと……」

ガキョン ガキョン



---教会付近---

カイ「……あれだな」

カイ「天井にでっかい穴が空いちまってるじゃねぇか」

ガキョン ガキョン

カイ「この穴から見えるかなっと」

ガキョン ギョボン


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 13:22:04.31 ID:tKVdLItaO

---教会内---

姉「きゃあーっ!天井の穴からMSがっ!」

老人「も、もうおしまいだ……」

怪我人「くそっ、ここまでかよっ!」

ガンキャノンD『あー、もしもし?助けにきたんだけど……』

神父「た、助けに……?」

ガンキャノンD『とりあえず、近くに居たMSは倒した。隣町まで逃げればいい』

怪我人「た、助かった……」

ガンキャノンD『あ、あと、小さい兄妹のお姉さん、居るかい?』

姉「た、多分私ですけど……」

ガンキャノンD『おお、よかった。あの兄妹は郊外の駐車場に居るから、俺が連れてって

ドガァンッ

ガンキャノンD『ぐあぁっ!?』

姉「きゃあぁっ!!」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 13:33:20.21 ID:tKVdLItaO

ザクⅢ『貴様か、我が部隊を壊滅させてくれたのは』

カイ「あれは、ザクか!?くそっ、右肘に直撃かよ!」

ザクⅢ『お礼をせねばなるまいな。たっぷりとしてくれる』

カイ「他に使える武器は……ダメだ、バルカンは弾切れだし、直立だとキャノンを撃った時に反動で教会を潰しちまうっ……はっ!コイツならっ!」

ザクⅢ『この距離ではそのキャノンも使えまい……じっくりいたぶってくれる』

ガキョン ガキョン

カイ(まだだ……まだ遠い……)

ザクⅢ『まず手足からバラバラに切り刻んでやろう』ブォン

ガキョン ガキョン

カイ(もっとだ……もっと来いっ)


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 13:39:47.18 ID:tKVdLItaO

ザクⅢ『どうした、何か言ったらどうだ?』

ガキョン ガシュ ピタッ

カイ「今だっ!」

ガキョンッ ボゥ ゴォォォォッ

ザクⅢ『急接近っ!?』

カイ「ゼロ距離だっ!喰らえっ!」

ピューンッ

ザクⅢ『馬鹿なっ!?』チュドーンッ ドォンッ

カイ「ハァ、ハァ……へへっ、ビームガンが有ること、すっかり忘れてたぜ」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 13:46:02.14 ID:tKVdLItaO

カイ「さて、チャンネルをオープンにして……」

ガンキャノンD『あーあー、んんっ、もう大丈夫だ。全員隣町まで逃げてくれ』

ワー

コンドコソタスカッタンダー!

ハヤクニゲヨウッ

ガンキャノンD『あー、さっきのお姉さん、居るかい?』

姉「は、はい!ここです!」

ガンキャノンD『こいつの手に乗りな。送ってってやるよ』ウィーン

姉「はい!ありがとうございます!……んっしょ、どうぞ!」

ガンキャノンD『コックピットに乗せるよ』ウィーン

姉「はい、お願いします」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 13:54:03.94 ID:tKVdLItaO

---郊外の駐車場---

弟「わぁぁぁーん!お姉ちゃーん!」

妹「お姉ちゃーん!」

姉「よしよし、怖かったね……」

カイ「よかったじゃねえか。……隣町まで乗せてくかい?そこの車で送るよ」

姉「すみません、お願いしてもよろしいですか?」



---車内---

弟妹「「スゥ……スゥ……」」

姉「うふふ、二人とも寝ちゃってる」

カイ「疲れたんだろうさ。こんなの、大人でも堪えられるもんじゃない」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 13:58:30.49 ID:R3T21Vi2i

硬派というか、こういうSS良いな


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:02:42.69 ID:yPuhi69t0

悪くない


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:04:24.01 ID:tKVdLItaO

姉「あの、助けて頂いた上に送って頂いて……なんてお礼を言ったら」

カイ「やめてくれよ。俺はそんな人間じゃない。ただのジャーナリスト……、いや、ただの人殺しだ」

姉「そんな……そんな言い方って……」

カイ「いや、人殺しさ。君も見たろ?俺は大勢の前で人を殺した。その事実はかわらねぇ……」

姉「間違えないで下さい!」

カイ「……え?」

姉「守るべき命を、間違えないで下さい!」

カイ「守るべき、命……」

姉「確かに人を殺すのはいけません。でも、大勢が殺されそうな時に助けるのはいけない事ですか?」

姉「貴方は確かに人を殺しました。でも、多くの罪のない人を救ったのも事実です!」

姉「……おかげで、私も弟達も今生きています。貴方が居なければ今頃……。だから、そんな言い方、しないで下さい」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:14:26.23 ID:SAqUGSvW0

脳内BGMなんだった?
おれめぐりあいだった


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:14:43.67 ID:tKVdLItaO

カイ「…………わかったよ。変な事言って悪かった」

姉「い、いえ、私こそ助けてくれた方にお説教みたいに……」

カイ「っへへ、いいって。お説教は昔から慣れててね」

姉「昔はよく姉にちょっとした事で怒られてたから、なるべく怒らないようにしているんですけど……」

カイ「へぇ、お姉さんが居るんだ」

姉「もう何年も前に居なくなってしまったんですけどね。兄も居たんですが、戦争で生き別れてしまって……」

カイ「そうだったのかい……」

姉「この子達も、血は繋がって居ないんです。孤児なんですよ」

カイ「じゃあ、あんたが姉代わりをしてやってんだ」


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:24:05.35 ID:tKVdLItaO

ブロロロロロ… キィ

カイ「さ、着いたぜ」

姉「何から何まで、本当にありがとうございました」

カイ「いや、もういいって。ほら、ボウズども、着いたぞ」

弟「んん……着いた……?」

妹「ふぁあ……」

姉「あ、そういえばまだお名前を聞いていませんでしたね」

カイ「カイ。カイ・シデンってんだ」

姉「カイさん……。私、ミリー。ミリー・ラトキエっていいます」

カイ「ラトキエ……まさか……!」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:27:08.39 ID:ZXfXyvgyi

なかなかおもしろい


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:27:42.48 ID:qNbslVfV0

そんなこったろうと思ったよ


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:29:35.66 ID:tKVdLItaO

ミリー「それじゃカイさん!このご恩は一生忘れません!」

弟「バイバイ、お兄ちゃん!」

妹「バイバイ!」

カイ「ちょ、ちょっと待っ……いや……じゃあな!元気で暮らせよ!」



カイ「……なぁミハル、今度は俺、救えたぜ?」



(ミハル「ありがとう……」)



カイ「……ミハル?……へっ、気のせいか……」







---完---


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:42:28.62 ID:/Bjw9FOvO




78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:47:47.02 ID:Jow7E5ugO

おもしろかった乙


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/31(月) 14:48:52.67 ID:4wJr2SEu0



敵がミノ粉撒いてたら危なかったな


80: 忍法帖【Lv=15,xxxPT】 :2011/10/31(月) 14:49:26.89 ID:VpJQ/wCW0

面白かったぞ!1乙!


82:補完的蛇足的おまけ:2011/10/31(月) 15:02:22.02 ID:tKVdLItaO

カイ「さて、一応ガンキャノンは元の場所に棄ててきたが、どうせまた奴らが来るだろうからな」

カイ「ハヤトに連絡とってなんとかさせるか」ピッピッ ピリリリリリ チャ

電話「ハヤト『カイさんですか?どうしたんです?直通の通信なんて』」

カイ「ハヤト、お前一般人の技術屋使ってMS作らせてただろ」

電話「ハヤト『何故それを!?』」

カイ「工場が襲われたんだよ。ネオジオンの奴らは俺がなんとかしたが、工場はお前がカタ付けてくれよな」

電話「ハヤト『そうだったんですか……わかりました。すぐ向かわせます。そういえば、カイさんもダブリンに来るんですよね?現地で落ち合いましょう』」

カイ「ああ、この騒動のおかげで少し遅れそうだけどな。じゃ、ダブリンで会おうぜ」ピッ



しかし、二人は二度と出会う事はなかった。

ダブリンへのコロニー落とし。

ハヤトは命を落とし、カイは寸でのところで命拾いをする事となる。

機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのメモリーより-(1) (角川コミックス・エース)
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