
http://2ch.sc/より
http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/moeplus/1440924634/
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1: Gの名無し 2015/08/30(日) 17:50:34.06 ID:???.net
産経新聞 8月30日 16時5分配信
昭和54年に放送が始まったリアルロボットアニメの金字塔「機動戦士ガンダム」によって、メカニックデザイナー、
大河原邦男さん(67)の仕事も大きく広がっていく。
同作で作画監督やキャラクターデザインを担当し、その後、漫画家としても活躍する安彦良和さん(67)に、当時の思い出や大河原メカの魅力を聞いた。
■「ガンダム」が生まれるまで
これはいろんなところで言っているのですが、「スタジオぬえ」(「宇宙戦艦ヤマト」や「超時空要塞マクロス」などに参加したSF企画制作スタジオ)が描いた、
(米国のSF作家)ロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」のイラストがあったんです。
当時の「スタジオぬえ」の代表だった(SF作家の)高千穂遙が、それを僕らに「読め」と勧めて、「こういうコンセプトもある」と教えてくれたんです。
それを参考に、(総監督を務めた)富野由悠季(よしゆき)プランと相まって、「機動戦士ガンダム」の企画が進んでいった。
その流れでいえば、メカデザインは「ぬえ」であるべきだった。
ただ、そのとき僕は、絵を描く人間として「あえて『ぬえ』ではないところに発注したい」と言ったんです。
テレビアニメはアバウトなものですから、そこにあまり理屈を持ち込まれると、不自由になってしまう。
当時、そういう経験を「ぬえ」との間で何度かしていたので、自分が消耗することを恐れて言ったんです。
それで、当時、メカデザインをやっていたのはほかに「メカマン」(中村光毅さんと大河原さんが設立したデザインスタジオ)しかない。
それで大河原さんが参加することになりました。
高千穂遙は今も僕の友達だし、「ぬえ」に対しては不義理をしたと思いますが、結果的にはそれで正解だったのだろうと思います。
アニメーターとしては、シンプルなデザインに越したことはないんです。
線の多い「ぬえ」のデザインに比べ、大河原さんのデザインには、シンプルなイメージがありました。
大河原さんに落ち着いたときは、良かったと思いましたね。
■「曲線主体で斬新だった」
メカのデザインワークは、スポンサーとのやり取りが多く、消耗する部分なんです。
僕は全てのデザインワークについて知っているわけではありません。
当初、大河原さんは途中参加だったので、われわれのイメージが十分には伝わっていなかった。
そこで僕が、後に「ガンキャノン」の前身に当たる1枚を描きました。
「これは主役メカにはならない」ということで、(主役メカからは)却下になったのですが…(笑)。
その後、「ガンダム」のデザインが上がってきまして、僕は一つ注文を付けたんです。そのデザインも公表されていますが、「口」が付いていたんですね。
そこで、「(今回の企画に)口はいらないはずだ。
むしろ、あっては困る」といって、マスクを付けたんです。それから、カラーリングもやりました。
「ザク」がどういう経緯でデザインされたか、僕は知らないんです。ただ、一つ目というアイデアは面白いと思った。
こういうと例は悪いかもしれないけれども、「ぬえ」にはないものが出てきたというか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150830-00000518-san-ent
※続く
昭和54年に放送が始まったリアルロボットアニメの金字塔「機動戦士ガンダム」によって、メカニックデザイナー、
大河原邦男さん(67)の仕事も大きく広がっていく。
同作で作画監督やキャラクターデザインを担当し、その後、漫画家としても活躍する安彦良和さん(67)に、当時の思い出や大河原メカの魅力を聞いた。
■「ガンダム」が生まれるまで
これはいろんなところで言っているのですが、「スタジオぬえ」(「宇宙戦艦ヤマト」や「超時空要塞マクロス」などに参加したSF企画制作スタジオ)が描いた、
(米国のSF作家)ロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」のイラストがあったんです。
当時の「スタジオぬえ」の代表だった(SF作家の)高千穂遙が、それを僕らに「読め」と勧めて、「こういうコンセプトもある」と教えてくれたんです。
それを参考に、(総監督を務めた)富野由悠季(よしゆき)プランと相まって、「機動戦士ガンダム」の企画が進んでいった。
その流れでいえば、メカデザインは「ぬえ」であるべきだった。
ただ、そのとき僕は、絵を描く人間として「あえて『ぬえ』ではないところに発注したい」と言ったんです。
テレビアニメはアバウトなものですから、そこにあまり理屈を持ち込まれると、不自由になってしまう。
当時、そういう経験を「ぬえ」との間で何度かしていたので、自分が消耗することを恐れて言ったんです。
それで、当時、メカデザインをやっていたのはほかに「メカマン」(中村光毅さんと大河原さんが設立したデザインスタジオ)しかない。
それで大河原さんが参加することになりました。
高千穂遙は今も僕の友達だし、「ぬえ」に対しては不義理をしたと思いますが、結果的にはそれで正解だったのだろうと思います。
アニメーターとしては、シンプルなデザインに越したことはないんです。
線の多い「ぬえ」のデザインに比べ、大河原さんのデザインには、シンプルなイメージがありました。
大河原さんに落ち着いたときは、良かったと思いましたね。
■「曲線主体で斬新だった」
メカのデザインワークは、スポンサーとのやり取りが多く、消耗する部分なんです。
僕は全てのデザインワークについて知っているわけではありません。
当初、大河原さんは途中参加だったので、われわれのイメージが十分には伝わっていなかった。
そこで僕が、後に「ガンキャノン」の前身に当たる1枚を描きました。
「これは主役メカにはならない」ということで、(主役メカからは)却下になったのですが…(笑)。
その後、「ガンダム」のデザインが上がってきまして、僕は一つ注文を付けたんです。そのデザインも公表されていますが、「口」が付いていたんですね。
そこで、「(今回の企画に)口はいらないはずだ。
むしろ、あっては困る」といって、マスクを付けたんです。それから、カラーリングもやりました。
「ザク」がどういう経緯でデザインされたか、僕は知らないんです。ただ、一つ目というアイデアは面白いと思った。
こういうと例は悪いかもしれないけれども、「ぬえ」にはないものが出てきたというか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150830-00000518-san-ent
※続く
2: Gの名無し 2015/08/30(日) 17:50:54.60 ID:???.net
>>1の続き
大河原さんといえば「タイムボカンシリーズ」などのイメージが強かったので、
どういう風になるのか見るまで分からなかったのですが、出てきたデザインは、割と曲線主体だったんですね。それが斬新だったと思います。
基本的にはシンプルで、アニメーターとしてはありがたいなと思いました。ただ、実際に描いてみると、意外と手ごわい。
今見ると、もっとうまいごまかし方があったのに…と思いますね。
もっと関節などに遊びを持たせることで、うまく描けるのに、と。
当時は発想が乏しかったから、かなり無茶なデフォルメをしているし、今見返すと、赤面ものですね。
■「大河原さんありきではなかった」
(自身が手掛けた)「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の場合、最初にどのデザインをベースにするかということで、かなり悩んだんです。
大河原デザインではもう古いのではないか、という迷いが相当あった。
若い世代やとがったデザイナーが続編などに参入しているときに、再び大河原デザインでいいのかと。
決して初めから、大河原さんありきではなかったんです。
それで、サンライズに頼んで、誰が描いたかを隠してもらい、いろんな人が手掛けたデザインワークを取り寄せたんです。
どれがしっくり来るか、絵だけで選んでいった。白紙から考えて、「この辺だろうね」と選んだもののデザイナーを聞いたら、すべて大河原さんだった。
それで大河原さんと会って、改めて「THE ORIGIN」への協力と、新規デザインをお願いさせていただきました。
■大河原デザインは「のどか」
大河原さんに直接、聞いたことはないけれども、大河原さんの本分は、タツノコプロで手掛けたような作品の中にあると僕は思います。
あえて大河原さんの仕事を一言で表現すると、「のどか」なんですよ。
ほかのメカニックデザインには、文字通りとがったものも多いし、マニアックで、見ていてどこか疲れるものも多い。
むしろ、その疲れた感じがいい、みたいな世界です。でも、大河原さんはその正反対にあるのではないか。
大河原さんのデザインには、どこかほっとする、癒やされるものがあるんです。
タツノコ系のデザインは、まさにそうですよね。
若いデザイナーがどんどん参入している中で、大河原さんのデザインはしぶとく生き続けている。
「気がついたら大河原」ともいうような、そんなところに彼の偉大さがあるのではないでしょうか。(聞き手 三品貴志)
「メカニックデザイナー 大河原邦男展」が9月27日まで、東京・上野の森美術館で開催中。
※以上
大河原さんといえば「タイムボカンシリーズ」などのイメージが強かったので、
どういう風になるのか見るまで分からなかったのですが、出てきたデザインは、割と曲線主体だったんですね。それが斬新だったと思います。
基本的にはシンプルで、アニメーターとしてはありがたいなと思いました。ただ、実際に描いてみると、意外と手ごわい。
今見ると、もっとうまいごまかし方があったのに…と思いますね。
もっと関節などに遊びを持たせることで、うまく描けるのに、と。
当時は発想が乏しかったから、かなり無茶なデフォルメをしているし、今見返すと、赤面ものですね。
■「大河原さんありきではなかった」
(自身が手掛けた)「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の場合、最初にどのデザインをベースにするかということで、かなり悩んだんです。
大河原デザインではもう古いのではないか、という迷いが相当あった。
若い世代やとがったデザイナーが続編などに参入しているときに、再び大河原デザインでいいのかと。
決して初めから、大河原さんありきではなかったんです。
それで、サンライズに頼んで、誰が描いたかを隠してもらい、いろんな人が手掛けたデザインワークを取り寄せたんです。
どれがしっくり来るか、絵だけで選んでいった。白紙から考えて、「この辺だろうね」と選んだもののデザイナーを聞いたら、すべて大河原さんだった。
それで大河原さんと会って、改めて「THE ORIGIN」への協力と、新規デザインをお願いさせていただきました。
■大河原デザインは「のどか」
大河原さんに直接、聞いたことはないけれども、大河原さんの本分は、タツノコプロで手掛けたような作品の中にあると僕は思います。
あえて大河原さんの仕事を一言で表現すると、「のどか」なんですよ。
ほかのメカニックデザインには、文字通りとがったものも多いし、マニアックで、見ていてどこか疲れるものも多い。
むしろ、その疲れた感じがいい、みたいな世界です。でも、大河原さんはその正反対にあるのではないか。
大河原さんのデザインには、どこかほっとする、癒やされるものがあるんです。
タツノコ系のデザインは、まさにそうですよね。
若いデザイナーがどんどん参入している中で、大河原さんのデザインはしぶとく生き続けている。
「気がついたら大河原」ともいうような、そんなところに彼の偉大さがあるのではないでしょうか。(聞き手 三品貴志)
「メカニックデザイナー 大河原邦男展」が9月27日まで、東京・上野の森美術館で開催中。
※以上
5: Gの名無し 2015/08/30(日) 18:23:15.79 t
ガリアンをデザインした出渕裕が
最後の最後に主役機が決まらないで大河原さんに発注が行ったとき
どう思ったかな
まあ、OVAガリアンの鉄巨人を見たら、大河原さんで正解だったが
最後の最後に主役機が決まらないで大河原さんに発注が行ったとき
どう思ったかな
まあ、OVAガリアンの鉄巨人を見たら、大河原さんで正解だったが
9: Gの名無し 2015/08/30(日) 22:22:04.49 t
モノアイは素晴らしい
11: Gの名無し 2015/08/30(日) 22:53:41.46 t
ガリアンもう一度見たいんだが・・・レンタルしてないよな
どうすればいい?
どうすればいい?
12: Gの名無し 2015/08/30(日) 23:07:22.06 t
ぬえは仕事が遅いから代えられたという話を聞いたけどガセだったのかな
16: Gの名無し 2015/08/31(月) 06:00:32.82 t
ダーティペアは嫌いじゃないけど、クラッシャージョーの面白さは全然わからん
とか言ってたろ安彦。
とか言ってたろ安彦。
19: Gの名無し 2015/08/31(月) 07:28:40.26 t
大河原デザイン→カトキリファイン。一番しっくり来る
24: Gの名無し 2015/08/31(月) 10:47:37.98 t
当初敵メカ(ジオン側MS)はザクだけだったらしいね
25: Gの名無し 2015/08/31(月) 11:17:17.80 t
>>24
そう。
次々とジオンの新型MSが出たのはスポンサーの意向だけど、
結局、それが功を奏して戦乱期は次々と新型が出るという、
実際の歴史の流れを汲む事になって、宇宙世紀という歴史観の
構築に役立ったのは皮肉としか言えんw
そう。
次々とジオンの新型MSが出たのはスポンサーの意向だけど、
結局、それが功を奏して戦乱期は次々と新型が出るという、
実際の歴史の流れを汲む事になって、宇宙世紀という歴史観の
構築に役立ったのは皮肉としか言えんw
29: Gの名無し 2015/08/31(月) 12:49:41.49 t
何だかんだ言って、安彦は今でもまだ無念タラタラなんだろうし、
安彦の中での「ガンダムはこうしたかった」という思いがORIGIN創作のモチベーションであったかもしれないが、
逆にその過剰な思い入れこそが皮肉にも設定の変遷、作品の迷走という結果に繋ってもいると思う
安彦の中での「ガンダムはこうしたかった」という思いがORIGIN創作のモチベーションであったかもしれないが、
逆にその過剰な思い入れこそが皮肉にも設定の変遷、作品の迷走という結果に繋ってもいると思う
31: Gの名無し 2015/08/31(月) 14:48:57.51 t
>>29
連載当初を思うと、そこまでの思い入れもなかったように見える。
なんか、ガンA編集部の猛プッシュで渋々始めた感じ。
だから序盤は、ほぼFstそのままだったけど、
筆が乗り始めた過去編から、大暴走・・・
連載当初を思うと、そこまでの思い入れもなかったように見える。
なんか、ガンA編集部の猛プッシュで渋々始めた感じ。
だから序盤は、ほぼFstそのままだったけど、
筆が乗り始めた過去編から、大暴走・・・
28: Gの名無し 2015/08/31(月) 12:30:26.19 t
![機動戦士ガンダム THE ORIGIN II [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/517nhq1gelL.jpg)
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安彦さんがファーストガンダムに拘るのは
終盤ララァが出るあたりからだっけ?
病気で演出降板して全編通して関われなかったのが
余程心残りだったんだろう
コメント一覧 (18)
オリジンはガンAが月刊誌になったあたりからいらないギャグが増えた
ガルシア少将とかギャグキャラにせずに真面目に描けば良かったのに
○ クラッシャージョウ
まぁ二人とも天才には違いないからしゃーないか
Gガンのイロモノガンダムなんか今週のビックリドッキリメカだしなw
あー、ボカンガンダム見たいなあ
でもメキシコなんだからサボテンのトゲを付けて下さいと結局没になったオチも好き。
重要シーンは自分でってコンテ見て書いてたらしいので
降板後のアムロとララァの出会いの雨のシーンも安彦作画
結局、テレビでは設定のすべてを描ききることはできないからね。
打ち切り以降云々って言っている人がいるけど、あれって後ろを切られたのではなく、無理やり押し込められ(縮められ)ちゃった感じじゃね?
ラストの方にしても、自然な流れだと思ったね、レビルとデギンの関係もTVでは匂わすだけだったが、その裏舞台が明らかになっていてよかった。
テレビを見ていた時に、背景の設定、サブストーリーに思いを馳せた人には楽しめるんじゃないかな?
そうじゃないガンダムの見方をしている人は不満があるだろうね。
興ざめでもあるけどね
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